2014年 07月 15日
集団的自衛権を考える |
「諸々の怨みは,怨み返すことによっては決して鎮まらない。怨み返さないことによって鎮まる。これは永遠の真理である。」
第二次世界大戦が終了し,敗戦国の日本は各国から損害賠償を求められた。
その中,セイロン(現スリランカ)はサンフランシスコ講和条約締結の場で,お釈迦さまのこの言葉を引用して日本への損害賠償を放棄した。
日本の戦後の発展は,こうした平和を愛する仏教国の思いに支えられてきた。
はてさて,今話題の集団的自衛権ときたらどうか。
結論を言ってしまえば,日本の戦後を支えてくれた国を裏切り,失望させる愚行ではないだろうか。
集団的自衛権は,日本が売られたわけでもないケンカを自ら買いに行き,殺し合いに参加するに等しい。
他者を傷つけたものは当然ながら恨まれる。場合によっては報復される。報復の仕合いになれば際限がない。
日本がテロの標的にされる可能性もあるし,それに対しての報復論が浮上する可能性だってある。
いままで自主的な武力を否定してきたが,集団的自衛権を肯定することで「日本は武力で他国を攻めるのね。ならこちらも手加減しないよ」と他国に思われても当然だ。
戦後の成長を後押ししてくれた国への恩を仇で返す。現政権が「日本を取り戻す」と言っていたのは,そういう恩知らずな国の姿だったのだろうか。
第二次世界大戦が終了し,敗戦国の日本は各国から損害賠償を求められた。
その中,セイロン(現スリランカ)はサンフランシスコ講和条約締結の場で,お釈迦さまのこの言葉を引用して日本への損害賠償を放棄した。
日本の戦後の発展は,こうした平和を愛する仏教国の思いに支えられてきた。
はてさて,今話題の集団的自衛権ときたらどうか。
結論を言ってしまえば,日本の戦後を支えてくれた国を裏切り,失望させる愚行ではないだろうか。
集団的自衛権は,日本が売られたわけでもないケンカを自ら買いに行き,殺し合いに参加するに等しい。
他者を傷つけたものは当然ながら恨まれる。場合によっては報復される。報復の仕合いになれば際限がない。
日本がテロの標的にされる可能性もあるし,それに対しての報復論が浮上する可能性だってある。
いままで自主的な武力を否定してきたが,集団的自衛権を肯定することで「日本は武力で他国を攻めるのね。ならこちらも手加減しないよ」と他国に思われても当然だ。
戦後の成長を後押ししてくれた国への恩を仇で返す。現政権が「日本を取り戻す」と言っていたのは,そういう恩知らずな国の姿だったのだろうか。
by yooinchoi
| 2014-07-15 23:51